面白くてつい読んじゃう!と大評判の池田ユキオ先生の「ゴミ屋敷とトイプードルと私 」シリーズ続編・「#港区会デビュー」。
広告代理店勤務の25歳OLで、前作の明日香の後輩・サヤがヒロインとして登場します。
意識高い系キラキラ女子で、失脚した明日香を見下し、会社の派遣女性・中山も下の存在としてマウンティング。
SNSで自分の幸せを自慢しまくり、セレブパーティーの「ピエロ」になっているとも知らず転落の道を歩むサヤは今回、どんな末路を迎えるのか!?
こちらでは全話のあらすじネタバレダイジェストと見どころ、感想などをご案内します。
「ゴミ屋敷とトイプードルと私 #港区会デビュー」ネタバレ結末ダイジェスト
この漫画は「偽装キラキラ女子の地獄」をテーマとした作品で、「ワケあり女子白書」で最新話が配信されています。
各話のネタバレ結末をダイジェストでご紹介致します。
第1話
そこら辺の女とは違う、キラキラ女子のワタシ!と自分に酔いしれながらSNSでキラキラアピールが生きがいのサヤ。
イケメン彼氏・徳井からのプロポーズされ、仕事も恋もプライベートも輝いているの、とSNSでみんなから注目されて有頂天。
憧れているフォトスタグラマー「misaki」に近づきたい!とキャリアアップするため、SNSを活用した営業でセレブたちに取り入る。
結末:高級な人たちが集うパーティーを知ってしまうと、徳井がつまらない男に見えていく。派遣の中山に仕事を押し付けたことが社内で悪評を生んでしまう。
第2話
つぎつぎにセレブたちから契約をもぎとり、営業トップの成績で鼻高々になるサヤ。
ハケンの分際で、見下していた中山と徳井の仲が近づき苛ついたサヤは、結局カレと破局。
結末:順調に見えていた仕事だったが、何者かによる「ニセモノ裏アカウント」でサヤが中傷され、写真が拡散される。
第3話
偽装裏アカウントは一日で消えたが、炎上したSNSは止まらない。恐ろしいほどの悪口雑言がバラまかれていたが、フォロワー激増で注目されればなんでもいいと喜ぶサヤ。
しかし、会社でセレブたちからの契約破棄が相次ぎ、社内での立場を中山に奪われてしまう。
結末:「ハケンの女」に彼氏と仕事を横取りされたと逆上するサヤは、中山を襲う。
第4話
中山への襲撃疑惑・仕事の大クレーム・ネット大炎上により会社での立場がなくなり、停職処分を受けたサヤ。
過去の追憶編で、サヤの父親の犯罪と母親による「目立つな」という方針で育てられた薄暗い少女時代。
抑圧されすぎたことでかえって「目立ちたい・キラキラしたい」という願いを持つようになった過去が語られる。
結末:アパートで荒んだカップ麺生活を送るが、謎のストーカーにゴミを荒らされる。
第5話
ストーカー被害をネタにSNSでキラキラアピールするサヤに、ドン引きする同僚たち。
派遣の中山が職場復帰するが、なぜかサヤを犯人だと言わずにかばう。
詩織と中山がサヤの自宅を訪問し、詩織がフォトスタでストーカー被害を訴えるサヤにみんなが注目していると励ます。
「misaki」にどん底の救いを求めてメッセージをするが無視され、思い余ったサヤは「misaki」行きつけのバーへ向かう。
結末:セレブパーティに自分だけ呼ばれなかったうえ、先輩たちから利用され裏切りを知るサヤ。
第6話
港区会のセレブパーティ系キラキラ女子たちに嘲笑され、『港区公衆便所』とバカにされるサヤ。所詮、顔も並みでコネもないバカな女は「生贄」がお似合いだと言われる。
追い出されたサヤは、リムジンから降りたゴージャスな女性たちに囲まれた「misaki」に遭遇し、その正体に驚愕する。
結末:社長令嬢でお金持ちセレブだった中山が「misaki」であり、派遣は仮の姿だった。友情を求めるサヤに中山は「生まれ直さないと無理」と無残に去る。
第7話 最終回
サヤ編完結。徳井と結婚して無理やり「勝ち組」になろうとして大失敗。警察に逮捕され再起不能になる。
社長令嬢であることを明かした中山によって詩織の犯罪が暴かれる。
結末:「#港区女子」であり続けるために、落ちぶれたセレブストーカーの中年ヒモと同居し、養う。老け込んだおばさんになるサヤ。
見どころ・SNS依存のキラキラ女子がどこまで堕ちるのか
SNSにオシャレな食事やセレブとのパーティーをアップし、「セレブ気分」になってしまったキラキラ女子の天狗の鼻がどこで折られてしまうのか。
前作ヒロイン・明日香の転落っぷりが激しく、その落差に魅力を感じた読者(笑)のおかげで大ヒット作品となった「ゴミ屋敷とトイプードルと私 」シリーズですが、新たなヒロインであるサヤが前作を超える転落を見せてくれるかが見どころです。
明日香よりも腹黒く、意識高い系なサヤは炎上とネガコメにすらめげずにフォロワーが増えて、あたしがこんなにみんなから注目されている!と喜ぶ、ある種のSNS依存と言うべきでしょうか。
承認欲求が異常に高いため、「見られる」こと自体がアイデンティティになってしまった女の心理がよく描かれています。
「#港区会デビュー」の感想
SNSが好きでハイソな集まりが好きな人種、というとアレですが、実際にキラキラ女子であることに自分の存在意義を見出している女の子ってリアルでいそうですよね。
読んでいる人たちはきっと「こんな女にはなりたくない」と思っているはずですが、それでもSNSキラキラ女子の裏側というのは、ついつい見てしまいたくなる魔力があります。
上昇志向でSNSにオシャレなキラキラ写真をアップするくらいしか能がないのに、「自分スゴイ」アピールが激しい性格が悪い女ですから、心の中できっと「早くスカッとする結末を!」と思ってますよね?
また、前作よりもサスペンス要素が強くなっていて、サヤを監視している「誰か」が気になる描かれ方をしています。
落ちぶれて見る影もなくなった明日香なのか、会社で「ハケン」と見下されている中山なのか・・・
2018年12月28日追記。
「ゴミ屋敷とトイプードルと私」#港区会デビューサヤ編、最終回を迎えてしまいましたが、次回から「新たなる物語」新章スタートです!
ラストの明日香とおぼしき人物、あるいはもうひとりの先輩である詩織が主人公になるのか、気になりますね。
シリーズの続編はずっと追っかけていきますので、次回作が出たらまた記事上でお知らせします。また、見に来てくださいね〜!
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